
残土をふるいわける自走式スクリーン(ふるい機)は、購入するよりもレンタルをおすすめします。導入コストを最小化することができ、在庫さえあればすぐに利用開始できるからです。ただし、専門業者で長期的に自走式スクリーンを使用する場合は、新品および中古での購入をすると良いでしょう。 このページでは、自走式スクリーンのレンタルを検討している人のために、レンタルをおすすめする理由やレンタルする際に注意すべきことを紹介していきます。
自走式スクリーンのレンタルがおすすめな理由
自走式スクリーンをレンタルする大きなメリットは、導入費用の低さです。
自走式スクリーンを購入した場合の費用
新品の自走式スクリーンを購入した場合、複数の種類・サイズを一式でそろえると、数千万〜億円の費用がかかります。中古での購入は、在庫や車両状態で金額にゆらぎが出ますが、一台だけ購入する場合でも、本体価格だけで数百万円は必要となるでしょう。 たとえば、「日立 FS165T 自走式スクリーン(3選別)」であれば、中古重機の販売や買取を行っている
中京重機株式会社で、650万円(税別)にて販売しています。
自走式スクリーンをレンタルした場合の費用
ですが、レンタルであれば、費用は日割りとなるため、導入費用を抑えることができます。 たとえば建機・重機のリースを行う「
Jukies(ジューキーズ)」で「
コマツ自走式スクリーンBM545S」を借りる場合、1日当たりの単価は50,000円です。仮に10日間レンタルしたとしても50万円なので、短期間でのスポット利用であれば、新品・中古の購入よりもコストを削減できるでしょう。 なお、契約内容によっては、1日当たりの単価に加えて、基本料金や保険などの料金が発生する場合もあります。
自走式スクリーンをレンタルする場合の注意点
導入コストを下げられる自走式スクリーンのレンタルですが、注意点がいくつかあります。ここで紹介する3つのポイントを事前に確認してから、レンタルを申し込みしましょう。
1. 機能をしっかり確認しておく
自走式スクリーンには6つの種類があり、特徴がそれぞれ異なります。そのため、用途に合ったふるい機をレンタルしなくてはなりません。 まず投入物の振り分けをゆらすことで行う「振動型」と回すことで行う「回転型」があります。そして、それぞれに3つの種類があるので、合計で6種類あることを理解しておきましょう。
振動型 | ・グリズリータイプ
・フィンガータイプ
・メッシュタイプ |
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回転型 | ・ディスクタイプ
・トロンメルタイプ
・ロータリータイプ |
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「投入するものに含まれている岩や石を取り除きたいから振動型のグリズリータイプ」、「投入物の砂・砂利を取り除きたいので振動型のメッシュタイプ」のように、投入するもの・取り出すものに応じたタイプを選ぶことが必要となります。
2. メンテナンスがきちんとされているか
メンテナンスをきちんと行っているところでレンタルしましょう。レンタルの自走式スクリーンは、複数の企業が利用します。様々な環境で使用されているため、きちんとメンテナンスされていることが重要です。 故障しやすい消耗部品をきちんと交換していることはもちろん、パーツの在庫を確保しているとなお良いでしょう。消耗部品の在庫をそろえていないところでレンタルしてしまうと、使用中のトラブルに即座に対応できない場合があるためです。 現場の稼働率を上げるために、メンテナンスを丁寧に行っているかどうか確認してから申込をしましょう。
3. 貸し出し地域の在庫ストック
貸し出し在庫が確保されているか早い段階で確認をすることが大切です。 自走式スクリーンは、貸し出し用の在庫数が少ない場合があります。貸し出しする頻度が少ない場合、車両を処分してしまい、レンタルを行っていない場合もあるほどです。きちんとスケジュール管理を行い、できるだけ早くレンタルの見積もりを出しておくと良いでしょう。 また、全国どこでもレンタルに対応しているという企業もあれば、特定の地域だけに貸し出しを行っているという企業もあります。在庫がある場合でも、現場の地域に対応していない可能性もあるので、貸し出し地域をきちんと確認しましょう。
在庫がない場合は中古販売業者に問い合わせてみよう
レンタルを実施している企業での在庫が見つからない場合、中古販売を行っている企業に問い合わせると、レンタルできる場合があります。 たとえば、
株式会社エコクリーンでは、中古機械販売事業と建設・環境機械のレンタル事業とリース事業のどちらも行っています。中古販売の商談が進んでいない自走式スクリーンがある場合、在庫にある車両を貸し出ししている企業があるのです。
自走式スクリーンをレンタルする場合の比較ポイント
自走式スクリーンのレンタル企業選びで迷ってしまう場合、比較すべき点は3つです。費用とサポート、保険の有無を比べてみて、最適な企業を選びましょう。
費用
レンタルにかかる費用は、基本料金と日単価で構成される場合が多くあります。基本料金は1取引あたりにかかる費用で、日単価は1日あたりのレンタル費用です。貸し出し企業によっては、月極料金での価格設定や価格交渉に応じてくれる場合もあるので、適時有効に活用しましょう。 レンタル料金は企業ごとに異なるため、レンタル可能地域のなかで候補をピックアップして、どこから借りるのが費用を抑えられるか比較することをおすすめします。 なお、燃料は出荷時に満タンとなっており、返却時に満タンに給油することとなっている場合が多いので、燃料費の費用がかかることも覚えておいてください。
サポート
どこでレンタルするかによって、サポートの充実度が異なります。レンタルを専門にしている企業と個人オーナーが貸し出しをしている場合では、サポート体制や内容に違いが出てくるので、必要に応じて比較を行いましょう。

たとえば、製品レンタルサービスとして自走式スクリーンを取り扱う
新西工業株式会社では、電話でのリモート対応はもちろん、現場対応も行っています。 サポート内容によってレンタル料金が変わる場合があるので、現場でうまく稼働できるか心配な場合は手厚いサポートを選び、稼働に不安がない場合はサポートが少ない企業からレンタルをすると良いでしょう。
参照自走式スクリーンレンタルは新西工業保険の有無
事故などの事態に備えて、保険による補償サポートを用意しているところを選ぶと、安心してレンタルできます。 例えば、建機・重機レンタルを提供する
Jukiesでは、動産総合保険と施設所有管理者賠償責任保険を利用することが可能です。動産総合保険を活用することで、運送中の事故や火災・落雷、破損といったものから、盗難やいたずらといったリスクにも備えることができます。施設所有管理者賠償責任保険を利用することで、業務活動での不注意による事故などの損害を補償してもらうことが可能です。 ちなみに、Jukiesでの保険費用は、レンタルする製品の価格により異なりますが、動産総合保険は日割り、施設所有管理者賠償責任保険は取引あたりの費用が適用されます。
まとめ
専門業者として長期的に利用する場合を除き、自走式スクリーン(ふるい機)はレンタルがおすすめです。レンタルを活用することで、導入コストを低く抑えることが可能となります。 ただし、レンタルする場合、企業によって費用やサポート内容、保険などに違いが出てくるので、目的に応じて適切な企業を選ぶようにしましょう。